住宅ローン控除とは
金融機関等から住宅ローンを利用してマイホームを購入したときに、本来納める所得税額から次の算式で計算した金額を控除できる制度です。
1~10年目 | 住宅ローンの年末残高×1% |
11~13年目 | 次のいずれか少ない額 ①年末残高等×1% ②(住宅取得等対価の額-消費税額×2%÷3 |
現在の住宅ローン金利は、変動なら0.5%を切っているものもあります。
住宅ローンには諸費用がかかりますが、仮に手持ち資金があっても、借り入れをした方が有利な場合があるかもしれません。
限度額
住宅ローン控除には上限額があります。
一般の場合は、住宅ローンの年末残高の4,000万円までです。
たとえ年末残高が4,000万円を超えていても、控除できるのは4,000万円までです。
一方、認定住宅(認定長期優良住宅又は認定低炭素住宅)の場合は、限度額が5,000万円となります。認定住宅に該当するかどうかは、販売業者に問い合わせてください。
主な要件
・日本国内にある住宅であること
・住宅取得後6ヶ月以内に居住すること
・年末まで引き続き居住すること
・その年の合計所得金額が3,000万円以下であること
・住宅の取得前後において生計を一にする親族から取得する住宅でないこと
・家屋の登記床面積が50㎡以上であること
・家屋の床面積の1/2以上が居住用であること
・銀行等の住宅ローンであること
・ローンの返済期限が10年以上であること
・住宅ローンの年末残高があること
・居住年とその前2年・後3年の計6年間、居住用の3,000万円控除等の特例の適用を受けていないこと
・確定申告をしていること(サラリーマンの方は2年目以降は年末調整で適用可)
(詳しくは国税庁HP 👈クリック)
住民税との関係
住宅ローン控除額を所得税額から引ききれなかった場合は、翌年の住民税額から控除してくれます。控除額の算式は次ですが、控除限度額があります。
課税総所得金額 X 7.0% (最高13万6,500円)
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